『デジタルブロック』は、小学1年生から学習する十進位取り記数法の概念を視覚的にわかりやすく理解することを目的としたデジタル教材です。「かずのへや」では、実際にブロックを操作しながら、数の構成や分解に関する概念やその仕組みに関する知識や技能を確実に習得します。授業では、学習のプロセスを再生したり、一時停止したりしながら言語活動を充実させることができます。子どもたちの思考プロセスをリアルタイムで共有しながら、数について、思考力、判断力、表現力を高めることができます。
〈構成〉
① 2けた
② 3けた
〈主な機能〉
【こうかん】
• 上位のブロック1個を下位のブロック10個と交換します。
• 下位のブロック10個を上位のブロック1個と交換します。
【できた】
• 学習が終わったときにこのボタンを押すと、その学習のプロセスとそれにかかった※時間を記録として保存します。
【さいせい】
• 学習の始めから終わりまでの学習プロセスを再生します。
【とめる】
• 再生したものを一時停止させます。
【はじめから】
• 学習を最初からやり直したいときに押します。
【のこす】
• 学習プロセスを履歴として保存します。
【きろくをみる】
• 過去の学習履歴を呼び出します。この時、学習にかかった時間が表示されます。「さいせい」ボタンで学習プロセスをもう一度振り返ることができます。また、再生した学習内容をやり直せるように再編集したり、再編集したものを保存したりすることもできます。
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※記録時間は最大10分です。スリープやホームボタンなどで学習が中断された場合は、その学習にかかった時間は記録されません。
〈期待できる学習効果〉
【考えるプロセスが見える】
• ブロックを動かしながら、自分の考えていることを視覚的に表現することができます。友達同士やクラス全体で見せ合い、説明し合い、思考プロセスを共有しながら教え合い学び合うことができます。
【数の構成や分解をイメージで理解できる】
• 「こうかん」ボタンを操作することによって、数の構成や分解のしくみをすばやく正確に理解することができます。また、目で見ながら何度もブロックを操作するうちに、数をイメージとともに理解することができるようになります。
【学習のふり返りが簡単】
• 「のこす」ボタンで学習履歴を保存したり、「きろくをみる」ボタンで過去の学習を必要に応じて呼び出したりすることができるので、自分の学習プロセスを客観的に振り返りながら、数の構成や分解の理解に必要な知識や技能の定着を図ることができます。
【数をイメージで操作できる】
• 何度も繰り返しデジタルブロックを活用するうちに、次第に頭の中でデジタルブロックを思い浮かべて操作することができるようになります。最終的には、パソコンやタブレットを使わず、頭の中に残ったデジタルブロックで数を操作できるようになります。
【論理的に考える力が育つ】
• 十進位取り記数法の捉え方や解かり方について、目で見ながら確認できるので、その操作の正しさを論理的・批判的に考えることができます。また、学習が終わったあとに、そのプロセスを「さいせい」して振り返ることができるので、学習のつまずきを見つけたり、数に対する理解や判断の正しさを証明したりすることができます。
【協調的問題解決能力が育つ】
• 協働学習や一斉指導の場面で、意図的に「さいせい」ボタンや「とめる」ボタンを活用することで、次の展開を予想させたり、その理由や根拠を説明し合ったりすることができます。他者との言語活動を通した問題解決能力を育てることができます。